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850 :名無しさん:2013/11/29(金) 17 24 41 改変休日世界パラレル的な転移。 変則的転移系。 皇歴2027年夏。 世界――正確には日本の位相がずれた。 大日本帝国という存在は皇歴2027年の世界に厳然と存在している事実がありながら、彼らずれてしまった側も存在するという不可解なこの現象に、各研究機関と政府機関は大わらわとなり原因究明に力を注いでいた。 自分たちがずれた存在、もう一人の自分、もう一つの大日本帝国であるというのが判明したのは、環太平洋海軍甲事件と名付けられた異世界への扉が再び開いたことによる事実確認のお陰だ。 つまり雲の形を取ったその扉を潜った先には自分たちと同じ存在がそのままの時を歩む姿があったのである。 「つまりはパラレルワールドへの分岐が魂や肉体の単位で発生してしまったということです」 事実確認と国民への発表をどうするかで久方振りに開かれた会合の席上で事の成り行きを説明する辻は、表面上混乱しているようには見えなかった。 そもそも辻のことだから、所詮起こった事実が其処にあるだけと考えているだけなのかも知れないのだが。 「では雲の向こう側にも我々と同一存在が居る、それでいて我々もまたコピーや写し身などではなく本人であると」 「まあそういうことです。この際ですからはっきりと申し上げておきますが、これは別に珍しいことではないと思っています。例えば考えてみて下さい。過去から未来へと流れている無限の時間の中で一秒先の世界には何が存在しているのかを」 一秒先の世界、辻に投げかけられた問いの答えを会合出席者は皆考える。 其処に何があるのか。其処には・・・・・・一秒先の世界がある。 「そうです。一秒先の世界には我々と同じ魂を持つ存在や、日本という国土、地球という星、宇宙その物が、同じ形、同じ存在として在るのです。つまりは世界も人も、魂すらも無限に存在するというのが一つの答えであるとは言えませんか?」 「言わんとしていることは分かる。要するに我々はその一秒先かゼロコンマ先かの世界から分岐してしまったということだな?」 真っ先に返答した杉山の言葉に、皆それぞれが首肯を持って同意した。 「それもSF小説などでよく起こりうる平行世界や時間転移といった類の現象とセットでか」 冨永は手元のタブレットに映るニュース速報を見ながら淡々と事実だけを口にする。 “プロペラで飛翔する戦闘機ポートモレスビーに現る!” “九十年前のブリタニア艦船と類似の軍艦マーシャル諸島より飛び立った哨戒機が発見!” 「星のマーク付きプロペラ戦闘機F4Fに40,000tはあろうかという戦艦、ノースカロライナ級あたりか?」 「史実、ああ今や史実は皇歴世界でしたね。まあ昭和世界か平成世界に近いパラレルワールドと考えて間違いなさそうです」 「なんというややこしい事態だ」 「ですが向こう側に我々が存在している以上は分岐してしまった我々が向こうに帰るわけにもいきません。国と一秒先の未来と魂ごとパラレルワールドに分岐してしまった我々にとってはこれが現実でありこの転移した日本こそが我々の世界。ですから否応なしに独自の道を探っていかなければなりません」 851 :名無しさん:2013/11/29(金) 17 25 40 「日本国内の全てを巻き込んでずれたというなら日本に来ている外国人。多くはブリタニア人ですが、彼らの一秒先も共にずれたと?」 ブリタニアのユーフェミア皇女を妻に持つ嶋田の質問に辻はそうですと答える。 位相がずれたと思われる時間帯、午後十一時五十九分五十九秒は自分とユーフェミアと子供、そして同居人の駐日武官であり彼の騎士でもあるモニカの四人で寝ていた。 当然朝も一緒に食事を取ったから妻やモニカの一秒先も共にずれたのは確かだが、ブリタニア人の友人が多い彼はその辺りが少し気に掛かっていたのである。 もし日本と縁の深い外国人以外は転移していないとなれば、彼女達は多くの友人や同胞を失うことになると。 このあたりは会合出席者の何人か、ブリタニア人を妻に持つ山本・南雲・東条らも気がかりであった。 彼らの妻、リーライナ・ドロテア・ノネットは共にいる事は確認済みだが、日本に滞在していた妻の友人達はどうなのかと。 「日本国内に存在する人、者、全てがずれています。各方面からの報告が次々上がってきていますので間違いないかと」 辻の話に安堵の溜息を付く嶋田以下三名の男達。 「ずれてしまった人達については安心して良いのか気の毒と言えばいいのか。こんなことになった以上御家族とは二度と会えなくなる訳ですし、複雑ですね・・・ 義姉さん、コーネリア殿下への連絡は?」 「ブリタニア大使館と総領事館には既に事の次第は大凡にですが通達済みです。かなり困惑されておいででしたが大丈夫でしょう。いま日本にいるブリタニア軍もコーネリア殿下がいらっしゃるだけで統率は取れますからね」 親善訪問と日本との合同訓練の為に訪れていたブリタニア海軍の正規空母二隻と揚陸艦二隻。三十隻の護衛艦艇からなる太平洋艦隊が横須賀に入っていたが、こちらはコーネリアの指揮下に入ることになるだろう。 「転移した年代ははっきりとしていませんが、此方の世界の日本がアメリカと交戦状態にあったのは確かなようですので各地の警戒は厳重にしておりますが、今のところ攻撃を受けたという報告は上がっていないようなのでアメリカ側も混乱しているのでしょう」 852 :名無しさん:2013/11/29(金) 17 27 48 転移したのは日本は休日日本が南進政策で南洋だけではなく、外南洋や東南アジア全域を飲み込んでいた場合の国力は現代アメリカの三倍はある改変休日日本。 日本列島+チェコト+カムチャツカ+樺太+千島列島+アリューシャン列島+台湾+海南島+南洋+ナウル+キリバス+フィリピン+インドネシア+ニューギニア島+ニューブリテン+ブーゲンビル。 史実パラレル昭和世界側の日本とその縁の存在は全て消滅してますので考慮しなくてもいいといった感じ。 日本海軍 正規空母 16 戦艦 2 巡洋艦 46 駆逐艦 120 フリゲート 40 潜水艦 130 哨戒艇 40 揚陸指揮艦 4 強襲揚陸艦 16 ドッグ型輸送揚陸艦 10 掃海艦 20 高速輸送艦 4 海洋観測艦 6 高速戦闘支援艦 4 給兵艦 4 サクラダイト補給艦 24 病院船 6 救難艦 8 航洋曳船 4 音響観測船 10 衛生追跡艦 4 測量艦 10 潜水艦母艦 4 高速車両貨物輸送艦 10 車両貨物輸送艦 60 輸送艦 14 タンカー 6 クレーン船 10 サクラダイト配給艦 4 航空機数 4,217 KMF 1,650 突発ネタだったがまあ暇つぶしになればと。
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書籍情報 あらすじ 既刊一覧 関連リンク 書籍情報 タイトル 巻き込まれて異世界転移する奴は、大抵チート 著者 海東方舟 イラスト かぼちゃ 出版社 宝島社 レーベル 宝島社 Nコード N7747CA 連載開始 2014年 03月28日 備考 第三回なろうコン大賞受賞 あらすじ ある日の昼休み、突然4人(超絶イケメン×2、超絶美少女×2)の友人とともに剣と魔術の異世界へと転移されてしまった男子高校生・小鳥遊強斎(たかなしきょうさい)。 彼らを召喚した時空魔術師である異世界の王女によれば、この世界を救うため、「勇者」として魔王を倒してほしいとのこと。 突然のことに面食らう友人4人をよそに「テンプレじゃん」とひとり余裕の表情の強斎だったが……ここで王女から驚愕の事実が告げられる! 「――勇者様は4人のはずですが?」 “間違って異世界に召喚されてしまった男”強斎の運命やいかに!? 勇者でもない奴がチートでハーレムで俺TUEEEEする“超”王道(?)ファンタジーがここに開幕! 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ 巻き込まれて異世界転移する奴は、大抵チート 2015年 10月07日 一般書 978-4-8002-4692-9 1,200円 宝島社 Amazon honto 書籍データ 巻き込まれて異世界転移する奴は、大抵チート 2 2016年 02月08日 一般書 978-4-8002-5140-4 1,200円 宝島社 Amazon honto 書籍データ 関連リンク Web版 「巻き込まれて異世界転移する奴は、大抵チート」 特設サイト 巻き込まれて異世界転移する奴は、大抵チート
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844 :弥次郎:2016/02/07(日) 16 45 48 それは、ほんの些細な神の戯れというものなのだろう。 丁度世界がようやく中世から脱却しつつある時代であった。 即ちオカルトの部類であった錬金術から化学と科学が生まれ、それまで神の御業と捉えられてきた事象に人の手と知識がメスを入れ、 その仕組みの探求が徐々に始まるころであった。オカルトと科学が入り混じり、華やかさの影にどうしようもない滅びがあり、 平穏の影に醜い感情が熱狂的に湧き立ち始めた、極めて複雑怪奇な時代。それが、17世紀であった。 【ネタ】豪州転移世界 または 瑞州大陸転移世界 特に欧州は、まさしく欧州の情勢は複雑怪奇といった具合であった。 隆盛と同時に没落を迎えつつあるスペイン。 カトリックと英国国教会の対立を超え、アルマダを迎え撃った英国。 スペインからの苛烈な搾取から立ち上がらんとするオランダ。 宗派間の争いが激化し、皇帝さえも翻弄され始めた神聖ローマ帝国。 カトリック教皇という存在を抱えたイタリア。 そのどれもが、自らの領地が存在する欧州にばかり目を向け、欧州から見てはるか南東の、巨大な大陸へと向けることは 叶わなかった。無理もない。彼らに天空から地球を見下ろす目などなく、世の中の半分以上の人は地球を平らだと 信じており、また地の果てには巨大な滝があるとか悪魔たちがいるだとかテーブル上になっていると大真面目に信じていた。 否、考えもしなかったのかもしれない。 とにかく、そこにある大陸のことなど認識すらしなかったのだ。少なくとも、当時の大多数の人間にとっては。 845 :弥次郎:2016/02/07(日) 16 46 33 そして、欧州の目の届かぬ大陸において、西暦1607年。 太平洋と呼ばれる巨大な海の南側に位置するオーストラリア大陸と呼ばれる土地が突如として消えうせた。 代わりにわずかな島々がこれまた突如現れ、それまでオーストラリア大陸があった位置に浮かんだ。 まったく物理学の、少なくとも当時の、そして現代においてもいまだに解明されていない「大陸の大移動」。 プレートテクトニクスいわゆる地動説の浸透を30年は遅らせ、今尚その謎が全く解明されていない超常現象は 人知れず始まり、人知れず終わったのだった。 時を同じくし慶長11年末。 関ヶ原の戦いを終え、ほぼ徳川が天下を握り幕府が動き始めたころ、一隻の船が江戸湾におよそ2カ月ぶりの帰還を果たした。 その船は幕府の御用船 仙鶴丸。 ただの御用船ならば問題はなかったのだが、その船の保有者、そして船員達は只者ではなかった。 徳川家がまだ松平家という一大名に過ぎなかったころから、そして江戸幕府においても政治経済産業農業問わずに豊富な 知識や技術を持つ諮問機関として将軍直属の地位にあった『夢幻衆』であった。 この仙鶴丸は、幕府の命を受けて小笠原諸島の探索とオランダから得ていた長距離航海技術及び大型船舶の運用試験という 様々な意図を以て建造された御用船で、幕府が有する船の中でも最も大きな船に分類された。 また、載せていた船員や測距儀なども当時最新のものであり、行方知れずになったのちに無事帰って来たことに 将軍秀忠や大御所家康が自ら江戸湾へと赴こうとしたほどの僥倖であった。 江戸への帰国後、とるものとりあえず将軍と大御所に江戸城にて謁見した夢幻衆は、伊豆諸島の先に新たな島を発見し、 さらにその向こう側に未知なる大陸を見つけたと報告した。 以下に、当時の記録の一部を平易に訳して記載しよう。これは船員が独自につけていた日記帳の一部である。 これとは別に正式な記録も別に編纂されており、現在は徳川美術館に保管されているのだが、より分かりやすく、 当時の調査員の視点から見たものをここでは採用した。 846 :弥次郎:2016/02/07(日) 16 48 12 慶長10年●月×日 どうやらだいぶ流されてしまったようである。 流された方向はどうやら南から大きく北に流されたようだ。 遠くに見える島は形から言って伊豆諸島だろうと推測される。だが、反対側に、現在の進行方向に見える島は全くをもって 見たことがない島だ。この距離にあるならば、一度伊豆諸島を抜けたあたりで見えていたはずだが、どうにも合点がいかない。 とはいえ、流されて以来疲労がたまっている船員たちには休息が必要である。 幸いなことに食料は流されておらず、積み荷も規格木棺(※1)がいくらか破損した程度であった。とはいえ、貴重な 蜜柑(※2)がいくらか潰れてしまっていて、やむを得ず食べる必要に迫られたのは腹立たしい。 船長の指示で何人かが島に上陸することになった。 結果から言えば、しばらくこの島を調べるとのこと。 確かに、こんなところに島があるというのは聞いたことがなく、新たな日本の土地となるのだろうか。 何もない僻地であるということは、せいぜい流刑地にしかならないと思うが。 慶長10年●月◇日 島には奇妙な生き物がいくらかいた。 聞くところによればアザラシ(※3)とかいう生き物で、肉は食えて、脂も取れるとのこと。 船員の一人が木樽にためた水を存分に使って解体し、多くの肉を得て、翌日からの食事に出た。 お世辞にもうまいとはいいがたいが、飯が食えるだけ儲けものというべきか。 しかしやはり魚のほうが口に合う。醤油もなく塩をかけただけであるが、それでもうまいものだ。 また、油は夜の灯りや暖をとるのに最適だった。 手が器用な物がいて、土をこねて乾燥させて火で焼き、火桶のようなものを作ったのだ。 火をともし続けるにも油は便利である。これで夜も寒くはない。 慶長10年◇月×日 今日の探索の結果、東側の海岸から新たな島が見えた。 とても大きな島だ。まるで、海から本州を見ているかのようだ。 船長たちはまたもや何か議論している。測距儀などを取り出して、どうやら距離を測っているようである。 正直言えば、ここから新たに探索に赴くなど御免被りたかった。 そのことをそれとなく伝えると、やや不満げであるが了承してくれた。 早いところ江戸にもどりたいものである。そろそろ米なども減ってきた。魚やアザラシの肉ばかりではさすがに飽きがくる。 一日一杯だけ飲める茶が何よりの楽しみになってしまった。 さながら、昨今流行していた御伽活劇本の9人島や15童子漂流記などを思わせる(※4)生活が続いている。 慶長10年◇月◇日 漂着からすでに1か月半あまり。 この島の探索を終え、いよいよ我々は江戸へと戻る帰路に就く。 幸い潮の流れと風をうまくつかめば、戻れるのではと船長たちは議論の末に結論を出した。 思わぬことでこの島にたどり着いて早く帰りたいと思っていたのだが、存外、離れるのもまた寂しいものである。 機会があるならば、またここに来たいものだ。 847 :弥次郎:2016/02/07(日) 16 50 33 幕府はこの報告に対し半信半疑であったが、大御所たる徳川家康自身も興味を抱きさらなる調査を指示したことで、 無視できるものではなくなってしまった。隠居しているとはいえ実質的な権力保持者である家康公の言葉である。 トップダウン構造故に幕府はその言葉を無視できなかった。新たな離島と大陸があるとすればそこを調べようとするの は当然であるし、支配するともなれば管理管轄についても決めねばならなかったこともあって幕府は二度目の調査団を編成した。 仙鶴丸に加えて宝鶴丸といくつかの船をつけて、より精密な地図と海図の作成、さらに土地の調査を命じた。 また、付随する千石船には拠点の設営に必要な幕府お抱えの専門の大工たちも同行しており、前線柄の拠点設営を 任された。さらに山が見えたとの報告を受けて鉱山開発を担当していた大久保長安が招へいされた(※5)ほか、 鉄砲隊や労働者等々、幕府の総力ともいえる大開拓団となっていた。 さらに、幕府はいくつかの藩に対して参加を呼びかけ、これに応じて人員の供出と物資の運搬、さらに十分な食料の備蓄などを 行った。こうして準備が整ったのが仙鶴丸の帰還からわずか5か月後のことであった。 この調査団は、仙鶴丸の船員がきちんと航路を記録していたこともあり、順調にマッコーリー島に到着。 即席に近かったベースキャンプを、連れてきていた大工などの手によって本格的に拡張して十分な設備を整えた。 ついでに近くに転移してきていたハード島をも発見し、新たな幕府直轄地とした後に、いよいよさらに東に見える 未知なる大陸へとその船の舳先を向けた。この探検において、史実においてハード島と呼ばれた島は旅路の始まりとなる ことから元大島、マッコーリー島は航海の中間にあることから中間島と名付けられ、現地に新たな奉行が臨時で任命されて、 幕府直轄となった。 これが後の歴史において、慶長東方探索団と呼ばれる探索隊の、最初の派遣であった。 ※1 幕府が度量衡を定めた際に夢幻会の勧めで制定した統一規格の木造の箱。 地方や藩によって異なっていた規格を幕府の名のもとに統一した。 ※2 言うまでもないことだがビタミンなどの補給のためである。 乾燥蜜柑という長期に保存がきくものと、そのまま持ち込まれたものがあった。 そこまで長期とならない予定であったが、船員に慣れさせるという意味で持ち込まれた。 ※3 転移に巻き込まれたものと推測される。 簡単に仕留められたのは気候の変動で弱ったためと考えられている。 ※4 言うまでもなく夢幻会のメンバーが御伽草紙や卓上演戯(TRPG)などの形で早くから普及させていたものである ※5 中の人間が転生者であり、倹約家であったためか徳川家康とそりが合い、経済政策などを担当し、史実同様に鉱山開発や 度量衡の設定などに関わっていた。そのためなのか、特に閑職に追いやられることも、大久保長安事件など起こさずに大往生した。 848 :弥次郎:2016/02/07(日) 16 51 05 以上となります。wikiへの転載はご自由に 基本骨子は 江戸時代、少なくとも松平元信の配下に既に夢幻会が設立していた 転移発生は1607年末 イギリスは入植しておらず、オランダもオーストラリアを開拓不可能とあきらめた 豊臣政権下から西洋式の船舶建造技術を集めていた 鎖国体制とは言わないが海外情勢について幕府は情報収集に史実以上に努めていた 史実での事件がいくつか回避された となっております。 ざっくりしたネタではありますが、たたき台としてはこの程度でいいのではないかと。 続きはまたゆっくり上げていこうと思います。
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207 :二二三:2013/05/24(金) 21 44 19 これは休日氏の宿敵(とも)時空を越えて 68氏の総統閣下と愉快な仲間たちinEUのインスパイア作品です 南朝鮮が沸いてるだけの話~ 半島転移9 在韓米軍司令官が独自に動いて日本からの援助を取り付けるのに成功してから一週間が過ぎた頃、南朝鮮こと大韓民国ではある問題が噴出し始めていた その問題とは先進文明国家として、また国民生活にも必要なディーゼルを始めとした石油燃料が手に入らないことであった 今のところある程度のエネルギーは残った原発の分で賄えているものの半数の原発が消滅した影響はやはり大きく、電力事情もこの短期間に悪化してきているのが現状であり早急な対策が必要となっていた 特に石油については産油国でもない韓国の場合、国内の備蓄分を使い果たせばそれっきりであるため、打開する為には他国からの援助が必要となる しかしながら米軍情報で元の世界とよく似た異世界に国ごと転移してしまった韓国には、支援を求めるべき相手がいない そこで背に腹は代えられぬと、例え世界が違っても自国固有の領土として認識している独島を奪った怨敵、大日本帝国と会談の席を設けたのが三日前 その日本、そしてブリタニアという聞いたこともない国との友好的接触を果たした米軍を仲介として行われた日・ブ・韓三者による会談で、 アメリカだけではなく我が国にも燃料・食糧・弾薬の補給など各種の援助をして頂きたいと申し出た韓国であったが、まず最初に日本から求められたのは謝罪という屈辱的なものであった 「なぜ我が国が貴国に対し謝罪しなければならないのだ!」 会議室に響く怒声は大韓民国外交通商相のもの 「貴国は世界転移という国難に見舞われ指揮系統が混乱していたとはいえ、我が国の領土である竹島に揚陸艦を接岸させて陸戦隊を上陸させたのですよ? それもあろうことか竹島を自分たちの領土だと主張したのですから、理由はどうあれ、これは立派な侵略行為です。そのことについて謝罪して頂くのは当然の事かと」 日本側の担当者であるアジア大洋州局長は涼しげな表情を崩すことなく淡々と述べた だが、韓国側としては引き下がれない。なにより日帝に謝罪するなどという朝鮮民族にとって耐え難い恥辱となる行為などできるわけがなかった 故に彼の返事がこうなったのも仕方がないと言えるだろう 「独島は韓国固有の領土だ!我が方が謝罪しなければならない事由など何一つない!」 「ほう、それは貴国の総意と受け取っても?」 「無論だ!我が国は領土ごと転移したのだからあの島が貴国の領土だったものと同一であるという保証はないだろう!」 「なるほど、確かにごもっともな意見だ。だがそれならば貴国の本土が転移してきた場所の近くに同じ島が現出していなければおかしい話になりますな? 半島が2つあるなら竹島も同様に2つなければおかしい」 「ぐっ!」 「そうではない以上、あの竹島は元々この世界に存在していたもの……。つまり我が大日本帝国の領土であるということです」 第二高麗が2つあるのに竹島は1つ。ならば韓国の言う独島は此方に転移してはいないということだ そもそもが竹島は日本国の領土であるものを韓国が勝手に占拠していたに過ぎない。彼らはこの世界でも同じ調子でやろうとして、帝国海軍に蹴散らされていたのであった いずれにせよ竹島が来ていない以上自国領というのが元からのでっち上げであり、この世界の竹島が元からある大日本帝国領竹島なのは疑う余地もない事実 そこを突かれた韓国外交通商相は口惜しげに唇を噛んでいる。世界は違えど日本相手の会談でこのような屈辱を受けたのは初めてであった 日本は強く出れば自らの非を認める国。それが半ば法則のようなものになっていたので、このような返しを受けるとは思ってもみなかったのである 208 :二二三:2013/05/24(金) 21 46 27 「ではご返答のほどを」 謝罪を迫る外交担当者に、しかし彼は謝罪しなかった 「この場で私個人の判断で謝罪するわけにはいかない……」 国に持ち帰らせて頂き改めて返答させて頂く。そう答えるので精一杯だった しかしこれは誤りの選択であり返事であった。非が自国にあるとわかった時点でせめて彼が個人的にでも非礼を詫びるとでも言っておけば次の流れは防げていた筈なのだ 「わかりました。では此方も貴国の正当な見解と謝罪を持って、改めて各種支援についてどうするか考えさせて頂きます」 つまりは会談はこれで終わりだからさっさと帰れというわけだ 無論それは困るので、慌てて引き留めた彼は「貴国は五千万人もの人間が飢え死にしても構わないというのか!?」と吠えたのだが、返ってきたのは非情な言葉であった 「先ほどあなたは竹島への侵略行為を正当化し、それは貴国の総意かという私の質問に総意だとお答えされましたね? であるならば現時点での韓国国民への我が国の認識は五千万人の泥棒です。なぜに税金を使ってまで泥棒を助ける必要があるというのですかな?」 話は終わりです。そう言って席を立つアジア大洋州局長に今度こそ何も言い返せなくなってしまった韓国外交通商相は、残されたもう1人の交渉相手に目を向けた だが黄緑色のマントを着用した金髪の白人女性は無言で席を立つだけで一瞥さえしない 此方をまるで相手にしていないその態度に傷ついてしまったプライドが更にズタズタにされたような気になった彼は、会議室を出て行こうとする彼女に「貴国との交渉はまだですぞ!」と叫び引き止めた すると足を止め外交通商相と視線を合わせた彼女は空の色を連想させる澄んだ碧い瞳で彼を射竦めながらブリタニア帝国としての意向を伝える 「………では単刀直入に申し上げます。我が神聖ブリタニア帝国は此度の大韓民国による大日本帝国への゛侵略行為゛について、大韓民国政府よりの正式な見解が示されるまで、一切の交渉には応じません」 「に、日本と我が国の問題はブリタニアには関係無いだろうっ!!」 その射抜くような厳しい視線に怯みながらも言葉を搾り出した外交通商相であったが、次の言葉に沈黙せざるを得なくなってしまった 「我が神聖ブリタニア帝国と大日本帝国の間には相互防衛同盟が結ばれています。つまり、日本を侵略した大韓民国は今の時点では゛敵国゛という扱いになるのです」 「て…てき…こく…?」 外交通商相はこの会談に先立ってアメリカよりある情報を聞かされていた。それは神聖ブリタニア帝国という国がどういった存在なのかというもの 神聖ブリタニア帝国とはこの世界で最大の超軍事大国であり、その国力はアメリカ合衆国の数倍にも達する怪物であるとレクチャーを受けていたのだ 支援を引き出すことができたらこれほど心強い存在はなかったが、同時に敵に回せば韓国の破滅を意味するような想像を絶する巨大帝政国家 そんな怪物から敵国認定を受けている。その事実は日本のアジア大洋州局長の態度に腸が煮えくり返っていた彼の心を一瞬にして凍り付かせてしまうに足る衝撃を与えていた 彼が迂闊だったのは、日本と揉めた時点でブリタニアが敵になるという事を想定していなかったこと 大日本帝国と神聖ブリタニア帝国の関係を日本国とアメリカ合衆国の関係と同じ様に考えてしまったことだ 竹島問題でアメリカが一定以上踏み込んでくることはない。ならば同じ様に竹島に上陸したくらいでブリタニアが踏み込んでくる筈がないと思い込んでいた ところがふたを開けてみれば竹島を理由に韓国はブリタニアから敵国認定されてしまった 「私はこの問題について皇帝陛下より全権をお預かりしています。よって、私の言葉は皇帝陛下の言葉であり、ブリタニア臣民九億の言葉となります」 つまりはブリタニアの総意として大韓民国は敵であるとされたのだ 「もっとも世界転移という超常現象が発端となっておりますので戦争という手段は考えておりません。そして貴国にもこれ以上の侵略的意図はない御様子ですので」 「な、ならば!」 「ですが!………敵であるあなた方を援助する義理も謂われもございません」 「…っっ、」 「それでは失礼させて頂きます」 こうして日・ブ・韓の三者による会談はアメリカとは真逆の決裂という形で幕を閉じた 209 :二二三:2013/05/24(金) 21 48 32 大韓民国アメリカ軍基地 「交渉が決裂した!?」 在韓米軍司令官デビッド・ベイカーの下に入ったのは、日ブとの連絡を円滑なものにするためと日本より供与されていた、この世界の衛星電話を通じてもたらされた日本・ブリタニア・韓国による三者会談の結果であった 〔はい……。残念ながら日本・ブリタニア共に韓国政府の見解が述べられるまで今後一切韓国との交渉には応じないと〕 政府見解とは何のことかと一瞬疑問を抱いたが、韓国が何をしたかを思い出した彼はすぐに答えを導き出すことができた 「一応聞いておく。交渉決裂の要因は?」 〔…………先の韓国陸戦隊による竹島上陸に対し謝罪を求める日本側に回答した韓国外相通商相の不用意な発言が原因です〕 「なんと言ったのだ?」 〔その、独島は韓国固有の領土であるという例の主張に、それは大韓民国の総意かと質問された日本のアジア大洋州局長に対して外交通商相がYESと……〕 「………」 〔それを聞いた日本側はその場で会談を打ち切りました。外交通商相は同席されていたブリタニアのクルシェフスキー氏にも詰め寄っていましたが……現時点においては韓国は九億ブリタニアの敵であると〕 「……わかった。御苦労だったな」 〔いえ……それでは私も帰国します〕 「ああ、気をつけて帰ってこい」 通信を終えたベイカーはここ数日続く胃痛を抑えるため胃薬を飲む 健康に気を使い、司令部付きになってからも身体を鍛え続けて、病気や風邪など気合いで吹き飛ばしていたが、心労からくる胃痛だけはたった数日で我慢できないほどの痛みになっていた 全ては半島転移後の韓国政府のお粗末且つ軽率な行動が原因である 「閣下、今日はもうお休みになってください」 心配して休息を取るよう進言してくる部下であったが、休むわけにはいかない 「そうもいかんよ。こう、治安が悪化してきてはな……」 電力が不足し始め、あらゆる物資の輸入が途絶えたことに不安を抱き始めた一部の民衆が略奪・強姦などの犯罪行為に走り、韓国の治安が急速に悪化してきているのだ 「とにかく、行き場を失った邦人はできる限り保護しなければならん」 このような状況下で一番略奪・暴行の対象にされやすいのはアメリカ人を含む外国人や女性だ 各国の大使館には今それぞれの国の邦人たちや在韓外国人が押しかけている 別の世界に転移したとはどういうことか? 自分たちはこれからどうなるんだ? 大使館員にも答えを出せない質問があちこちの公館で飛び交っていた 無論在韓米軍基地に避難してきた者たちも同じだ 「しかし今の状況で食料支援・燃料弾薬支援を断られたとなると、奪いに行こうとするだろうな」 「東の朝鮮半島、いや高麗半島ですか?」 「ああ、韓国政府は未だに石油燃料が存在しないという話をデマだと考えているようだからな」 この世界は殆どの機械が電気を燃料として動いている。そう何度説明しても「航空機・船舶・自動車がどういった原理で動いているのか説明しろ」というだけで信じようとしないのである 「技術体系が違うのだから、原理など分かるはずがないというのに…!」 外部と交流できるようになれば理解するはずだとこの会談には期待していたのだが、頼りない同盟国はまたやってしまったのだ 「閣下、やはり日本・ブリタニアに庇護を求める以外に手はありません。韓国と高麗が戦争になるのは揚陸艦拿捕の件や領空侵犯による戦闘の対応を見ても明らかです」 両案件の韓国側。また高麗側の対応は「野蛮な猿」「蛮族」と双方共に罵りあって平行線を辿っていた 特に韓国側は高麗軍の装備がどうやら自国よりも劣り勝てると踏んだからか態度が大きくなっている 一方の高麗側は韓国の謝罪と賠償要求に知らぬ存ぜぬの態度を崩さない 「とにかくいまは各国大使館と連絡を密にしながら邦人保護に全力を尽くすんだ」 (もしも韓国側から手を出した場合、韓国には悪いが我がアメリカは米韓同盟の発動を見送り、独自行動をとらせて頂く) いい加減で救いがたい外交ばかり行う愚かな連中に付き合って心中するつもりなど微塵もないベイカーは、痛みが走る腹を抑えながら、各所から入る情報に目を通し続けていた 210 :二二三:2013/05/24(金) 21 53 23 東京 「ただいま帰りました」 会談というより通告を終えて公館に戻り、報告書を作成して本国に送致したモニカは帰宅してすぐ夫に抱き付いた 「お帰り、どうだった会談は?」 「あれは会談ではなく通告ですよ。元よりブリタニアは大韓民国の要請に応じるつもりはありませんので」 ぎゅーと抱き付いて充電しているモニカは韓国外交通商相の不遜な態度を思い出して気分が悪くなった 「なぜあんなにふてぶてしい態度がとれるのでしょうか?」 (まあ、韓国だからな……) 「なんというか、あの日本なら援助して当然的な態度には怒りを覚えます」 どこか日本を見下していた外交通商相 支援を求めて助けをこう立場にありながら、侵略行為を働いたことに対して謝罪しないばかりか、またも竹島は自国領土と主張したばかりか、国民の総意とまで言い切る傲慢さ 日本という国が大好きであり、第2の故郷でもある彼女にはあの態度が非常に不愉快だった 「シゲタロウさん、私、あの外務大臣と目を合わせて話をしたのですが、少し言いたくなりました」 「何をだい?」 抱きついていた身体を離したモニカは夫の目を見てひとこと ゛こっち見んな゛ そして最後に心の清涼剤を求めて寝ている娘を抱き上げた 続く
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《転(てん)移(い)魔(ま)術(じゅつ)「トランス・ポート」》 転移魔術「トランス・ポート」 C 水文明 (3) 呪文:イデオル ■ S・トリガー ■ 自分の山札の上から4枚を見る。その中から、コスト4以下のイデオル・クリーチャーを2体まで、自分の電幻フィールド1枚の下に置く。残りを好きな順序で山札の下に置く。 作者:天機 概要 電幻フィールドの下に直接イデオル・クリーチャーを置ける呪文。 関連 イデオル 電幻フィールド DMAN-01 「召喚編 第1弾 凶獣の侵攻」 カードリスト:天機 評価 選択肢 投票 ★★★★★ (0) ★★★★☆ (0) ★★★☆☆ (0) ★★☆☆☆ (0) ★☆☆☆☆ (0) 名前 コメント
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■祭祀殿の転移装置を発見しろ! 世界樹の迷宮3のミッション。(海都・深都ルート) 第四階層のどこかにある転移装置を発見しろ、というミッション。 海都ルートでも深都ルートでも目的が変わらないミッション。ただしボスやセリフなどは大きく変わってくる。 階段ではなく転移装置ということから解るとおり4階層と五階層は位置的にも海抜的にも大きく隔たった場所にある。 ゲートキーパーの件といい、クジュラの撤退の手際よさは異常。 ルートによっては最終ミッション コメント
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287 :フィー:2014/12/05(金) 01 19 07 こそこそ書いてたのでちょっと投下。 何年ぶりだろう。 惑星日本ネタ 「転移の日」 戦国の世が終わり十数年。 これからは太平の世が来るのだと希望に満ちていた時代。 この世に再び生を受けた夢幻会の面々も江戸の世の時間を使い、趣味に走りつつもいずれ来る欧州列強との戦いに優位に立つための準備を整える〈つもり〉だった。 全ての前提が脆くも崩れ落ちたのは、ごく普通の日の事だった。 昨日と同じ様な今日が来て、明日もまた同じ様な日が来るのだと誰もが疑わない。 そんな当たり前の日のはずだった。 その日、日本全国で微細な地震が発生した。 揺れたことに気が付かない者もいるような弱い地震だった。 しかし、それこそが日本という国家の運命を左右する重大なトリガーだったのだ。 はじめに異常に気が付いたのは屋外にいた人々だった。 急に日が陰った様に思い、ふと空を見上げると明らかな異常がそこにはあった。 ―――太陽が小さい!――― この経験したこともない天変地異に人々は恐れ慄いた。 跪いて祈る者、お天道様がお怒りだと隣人と話す者、我関せずと家に籠る者。 一部では混乱から暴徒化する者まで出る始末だった。 幕府や各大名家は自分たちも混乱しながらも治安維持に全力をあげ日が暮れる頃には一応混乱は収束していく。 多くの者が不安を飲み込んで沈みゆく太陽を見ながら明日には元通りの太陽が昇ることを心から祈っていた。 そんな中夢幻会の面々はおおよそ何が起きたか理解しつつも今後の事を思い頭を抱えていた。 何が起こるか分かっている史実と違い何処とも知れぬ世界に来てしまったのだから当然である。 もっとも、極々一部の者は「異世界転移キタコレ!」とか「やった!これで煩わしい連中と縁が切れる!」とか喜んでいたのだが。 その日はごく普通の日ではなかった。 しかし、明日からはごく普通の日になるだろう。 今日は昨日と同じ様な日は来なかった。 しかし、明日からは昨日と同じ様な日が来るだろう。 その後太陽が元の大きさを取り戻すことはなく、小さな太陽があることが〈普通〉の日常になっていくのだから。
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7 :ooi:2016/04/11(月) 21 34 54 豪州+新西蘭転移ネタ1 夢幻会の面々は2度目の転生を果たした。 2度目の転生に際して、本編の時期に生きた面々は日本のすぐ近くに豪州大陸とニュージーランドが転移している事を知る。 そして、自分たちよりも昔に転生した人々によって入植が行われ日本の領有になっている事も。 これを知った時、夢幻会のメンバーはそれぞれ戦艦や空母が多く作れる、戦車も多く作れる、お嬢様学校も増やせると思い思いに妄想を膨らませていた。 領土 豪州大陸:初め霧から現れた事から霧生大陸(きりゅうorむう)と呼ばれたが、その後日本に大きな恵みを齎した吉兆の象徴として瑞州(瑞州大陸)に改名した。瑞州の資源は日本の財政、産業、生活において無くてはならない存在である。 ニュージーランド:本世界では新金州と命名された。瑞州と共に現れ、日本史では5回目のゴールドラッシュが起きた島と認知されている。史実より豪州大陸に近づいたのでタスマン海はタスマニア島、ミッドウェー諸島で囲まれた内海となった。 ミッドウェー諸島:立地環境から中間諸島と命名された。ノース岬と史実プリスベーンのほぼ中間に転移した為、新金州北方航路の休憩場所として発展。 ハワイ諸島:本世界では布哇と表記。ニュージーランドから上陸し領有。1901年に起きた布哇事変では、東郷平八郎連合艦隊司令長官率いる日本海軍が米海軍太平洋艦隊を(一部は撃沈ではなく拿捕ではあるが)全滅に追い込む輝かしい戦果を挙げた。 南洋諸島:マリアナ諸島、マーシャル諸島、パラオ諸島、ギルバート諸島、フェニックス諸島、ライン諸島、パルミラ島へ順次上陸し入植を進め領有する。 アラスカ、アリューシャン列島:有力な資源地帯である事を知っている幕末の夢幻会メンバーによってロシア帝国から史実より若干上乗せした金額で購入。日本最大の石油産出地として認識されている。 フィリピン:豪州大陸転移による交易路寸断で大損害を被ったスペインが短期的な赤字補填と欧州における戦争の軍資金を得る為に日本に段階的に売却した。 外満州:アロー戦争における仲介料として清国から割譲した。但し、奥まで行きたくなかった夢幻会の考えで割譲地域は東経130度までにした。 また、本編では日本人視点で度し難い裏切りを働いた英国との関係は一層シビアに行く事で一致した。 とは言っても、英国が裏切る可能性は無いとは言えないが、日本の地位を上げる為に利用するだけ利用するという考えで日英同盟は締結するべきであろうと結論に至る。 裏切った場合は言うまでもなく衝号作戦再びになるだろう。 しかしながら、日英同盟締結は大きく遅れる事になる。 それは、ロシア帝国の皇帝ニコライ2世が憂鬱本編からの転生者だった事で、日露戦争を回避する事が確実となったからである。 また、ニコライ2世が身銭を切って国内の立て直しを頑張っている事が日本人の琴線に触れた事で日露協商でお互いに発展していこうという機運になった事も挙げられるだろう。 なお、日英同盟は第一次世界大戦前の1912年に英国の強い要望で締結される事になる。 この時の夢幻会は予想だにしなかっただろう。 英国にも、本編から転生した人間が居て本編より半世紀以上早く利害調整組織「円卓」が作られている事を…。 第一次世界大戦前の円卓による接触で英国に自分達と同様に本編世界から転生した人々が居る事を知った時、夢幻会のメンバーは辻を含めてお茶を吹く事になる。 豪州+新西蘭転移ネタ2